テリー・リード TERRY REID『River』を聴く [洋楽ロック]
先日、とあるきっかけでテリー・リードを聴いた。
え?テリー・リードってこんなサウンドだったっけ?
僕の知っている感じとは違いかなり良くてビックリしたんですが。
聴いたアルバムは『リヴァー』です。
リヴァー
ジャケットは知っているしアルバムの存在も認識はしていたけど
このアルバムはずっと聴いたことなかったんだった。
確か15〜6年前くらいに名盤探検隊でCDが出ていたし
中古盤屋でレコードも何度か見た記憶があるのだが、
「テリー・リードか...」と思って手を出さなかったのだった。
とにかく、はじめて聴いた『リヴァー』は素晴らしかった。
テリー・リードはイギリス人だけれど、
そのサウンドはアーシーで渋みの利いたスワンプ風味のフォーキーロック。
前半のファンキーでカッコいいバンドサウンドと
後半はアシッドフォークのような曲もあり、アルバム全体でジワジワと利く。
調べてみたら、プロデュースはなんとトム・ダウド。
バックのスライドはイギリスに渡っていた頃のデヴィッド・リンドレー。
リリースは1973年。悪いはずのない条件ぞろいだw
一連のブリティッシュ・スワンプ勢とも若干テイストの違う、
米国南部ルーツ音楽のグルーヴに英国ロック/フォークの湿度ある繊細さを
ブレンドしたような魅力的な音。
根底にあるブルースやフォークのテイストはアメリカのものなれど
どことなく陰りのある音と、何よりもテリー・リードの声に
ブリティッシュ・ロックの気概を感じてしまうのだった。
テリー・リードのアルバムはLPで持っていたはずだが、
実はほとんど聴いていなかった。
60年代後半のアルバムだったと思うけど
Apple Musicで確認してみたところ、その音は『リヴァー』とは違い
サイケ風味も漂うポップなロックでいかにも当時の音。
テリー・リード+11(紙ジャケット リマスター)
でも、これはこれで悪くはないところもある。
音作りやアレンジに時代を感じるがボーカルと曲はなかなか聴かせます。
なんでも、彼を発掘したのはミッキー・モストで
そのからみでドノヴァンの曲を演っていたりもしていて
このアルバムはかなりミッキー・モスト色が強い、のかな。
そしてもうひとつ、テリー・リードと言えば有名な話が
ジミー・ペイジがツェッペリン結成時にボーカリストとして誘った、
ディープ・パープルもボーカルとして誘った、という逸話。
どんだけ凄いヤツなんだ、と。
このミッキー・モスト的ポップ・ロック色と上記の逸話が混在して
テリー・リードのつかみどころのない印象を自分の中に決定づけていたので
僕はいままで『リヴァー』に手を出さなかったのだろうな、きっと。
さて、今回『リヴァー』を聴かせてもらったのはアナログ盤でしたが
今はオリジナル盤はそこそこ値段がつくようです。
近年の再発アナログもあるようですが新品アナログはちょっと高い。
CDで我慢するか、アナログ探すか迷うところ。
で、盤を探してネットであちこち見ていたら
これまた面白いブツに出会ってしまいました。
THE OTHER SIDE OF THE RIVER
このアルバムは『リヴァー』のアウトテイク&未発表曲集、
しかも2016年リリース。絶妙なタイミングの出会いです。
こちらもアナログ盤は出ている模様。
Apple Musicに音源がないので入手はマストか。
『リヴァー』と同じ感動があるか、聴くのが楽しみですね。
今回のテリー・リード再発見では情報を掘れば掘るほど
いろいろな面白い事実を見つけることが出来て面白かった。
トム・ダウドとデヴィッド・リンドレーの件もそうだし
ミッキー・モストのからみやドノヴァン曲のカヴァーの件、
またリードの60年代楽曲をチープ・トリックが1stで
カヴァーしていたりなんていうことも発見できました。
音楽探求は底なし沼のようですが、何年聴き続けていても
飽きることなく楽しくなるばかりですね(つまりは音楽バカ)。
せっかくなのでもう少しテリー・リード祭は続けようと思いますw
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え?テリー・リードってこんなサウンドだったっけ?
僕の知っている感じとは違いかなり良くてビックリしたんですが。
聴いたアルバムは『リヴァー』です。
リヴァー
ジャケットは知っているしアルバムの存在も認識はしていたけど
このアルバムはずっと聴いたことなかったんだった。
確か15〜6年前くらいに名盤探検隊でCDが出ていたし
中古盤屋でレコードも何度か見た記憶があるのだが、
「テリー・リードか...」と思って手を出さなかったのだった。
とにかく、はじめて聴いた『リヴァー』は素晴らしかった。
テリー・リードはイギリス人だけれど、
そのサウンドはアーシーで渋みの利いたスワンプ風味のフォーキーロック。
前半のファンキーでカッコいいバンドサウンドと
後半はアシッドフォークのような曲もあり、アルバム全体でジワジワと利く。
調べてみたら、プロデュースはなんとトム・ダウド。
バックのスライドはイギリスに渡っていた頃のデヴィッド・リンドレー。
リリースは1973年。悪いはずのない条件ぞろいだw
一連のブリティッシュ・スワンプ勢とも若干テイストの違う、
米国南部ルーツ音楽のグルーヴに英国ロック/フォークの湿度ある繊細さを
ブレンドしたような魅力的な音。
根底にあるブルースやフォークのテイストはアメリカのものなれど
どことなく陰りのある音と、何よりもテリー・リードの声に
ブリティッシュ・ロックの気概を感じてしまうのだった。
テリー・リードのアルバムはLPで持っていたはずだが、
実はほとんど聴いていなかった。
60年代後半のアルバムだったと思うけど
Apple Musicで確認してみたところ、その音は『リヴァー』とは違い
サイケ風味も漂うポップなロックでいかにも当時の音。
テリー・リード+11(紙ジャケット リマスター
でも、これはこれで悪くはないところもある。
音作りやアレンジに時代を感じるがボーカルと曲はなかなか聴かせます。
なんでも、彼を発掘したのはミッキー・モストで
そのからみでドノヴァンの曲を演っていたりもしていて
このアルバムはかなりミッキー・モスト色が強い、のかな。
そしてもうひとつ、テリー・リードと言えば有名な話が
ジミー・ペイジがツェッペリン結成時にボーカリストとして誘った、
ディープ・パープルもボーカルとして誘った、という逸話。
どんだけ凄いヤツなんだ、と。
このミッキー・モスト的ポップ・ロック色と上記の逸話が混在して
テリー・リードのつかみどころのない印象を自分の中に決定づけていたので
僕はいままで『リヴァー』に手を出さなかったのだろうな、きっと。
さて、今回『リヴァー』を聴かせてもらったのはアナログ盤でしたが
今はオリジナル盤はそこそこ値段がつくようです。
近年の再発アナログもあるようですが新品アナログはちょっと高い。
CDで我慢するか、アナログ探すか迷うところ。
で、盤を探してネットであちこち見ていたら
これまた面白いブツに出会ってしまいました。
THE OTHER SIDE OF THE RIVER
このアルバムは『リヴァー』のアウトテイク&未発表曲集、
しかも2016年リリース。絶妙なタイミングの出会いです。
こちらもアナログ盤は出ている模様。
Apple Musicに音源がないので入手はマストか。
『リヴァー』と同じ感動があるか、聴くのが楽しみですね。
今回のテリー・リード再発見では情報を掘れば掘るほど
いろいろな面白い事実を見つけることが出来て面白かった。
トム・ダウドとデヴィッド・リンドレーの件もそうだし
ミッキー・モストのからみやドノヴァン曲のカヴァーの件、
またリードの60年代楽曲をチープ・トリックが1stで
カヴァーしていたりなんていうことも発見できました。
音楽探求は底なし沼のようですが、何年聴き続けていても
飽きることなく楽しくなるばかりですね(つまりは音楽バカ)。
せっかくなのでもう少しテリー・リード祭は続けようと思いますw
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