映画『ウッドストック』ディレクターズカット@立川シネマシティ [映画]
今年2回目の更新。ブログだいぶサボってます。。
相変わらずレコードはボチボチ買ってますが、最近はeBayで7インチをまとめ買いするのにハマりまして。60年代UKのオリジナル・モノ盤シングルがかなり安く手に入るので、ビートルズからはじまって他のブリティッシュ・ビートやキンクス、ザ・フー、その他諸々の60-70年代シングル収集にハマり中。
また、昨年秋くらいからは数十年ぶりに映画熱が再燃しまして、今年に入ってからもマメに映画館に通っています。新作よりは未見の旧作や学生時代に見たお気に入り映画を名画座や特集上映で観る方が多いかな。ビクトル・エリセ『ミチバチのささやき』『エル・スール』、ヴェンダース『パリ・デキサス』、トッド・ブラウニング『フリークス』など生涯のフェイバリット・ムービーから、お初のホドロフスキー『サンタ・サングレ』、ブラジル映画『大地の時代』、美輪明宏の『黒蜥蜴』、音楽がらみだと『ノーザン・ソウル』(これは良かったネ!)、スリッツの伝記映画、日本映画だと『主戦場』『岬の兄妹』『素敵なダイナマイトスキャンダル』などなど。見たい映画で見逃したものも多いけど、日々チェックしていると意外にも様々な旧作が上映されているのが分かりました。特に、早稲田松竹と国立映画アーカイブのプログラムは見逃せないものばかりで今後もお世話になりそうです。
そんななか、昨日は一日限りの上映だった『ウッドストック』を見に立川シネマシティまで遠征してきました。夏のレジャーも特にない日常なので、これが僕の今年の夏のトピックです(汗)
今回の上映はディレクターズカット版のブルーレイ上映とのことでした。4時間くらいの長丁場で途中でインターミッションも入りました。上映前には立川直樹さんとダイノジ大谷さんのトークイベントもあり。立川直樹といえば70年代にビートルズを聴き始めた頃から雑誌記事やロック関連本などでお世話になった自分の世代にとっては伝説のロック語り部でもあるので、貴重な機会というのもあって立川まで足を運んだ次第です。
立川さんからはオフレコならではのサンタナ来日時のエピソードなど他では聞けない話もあり面白かったなぁ。映画本編は、映像に関しては映画館用のレストア版ではないのでそれなりの品質ではありましたが、それを補って余ある爆音音響はさすがの立川シネマシティ。大迫力の音で名場面の数々を堪能できましたね。
だいたい『ウッドストック』をはじめて観たのは確か1980年前後、東京の名画座(ギンレイホールだったかな?)でツェッペリン『永遠の詩(狂熱のライヴ)』との2本立てがはじめてで、その後は一回も観ていなかったはず。どうりでほとんどのシーンを憶えていなくて、演奏シーンを鮮烈に憶えていたのはジミヘンとテンイヤーズ・アフターくらい。思い出すというよりはあらためて新鮮な気持ちで観た、という感じです。CSNが結成2回目のライヴだったとかジョー・コッカーのバックはグリース・バンドだったとかキャンド・ヒートなかなかいいなとか、新たな発見もたくさんでした。
ディレクターズカットだったので初見のシーンも多くあったはずですが、全編通してあらためて貴重な記録のいい映画だったなぁ。1969年の夏というのは本当にミラクルなひとときだったということが、その後の時代を知る者としてひしひしと感じます。1969年という特別な年の音楽や社会については再び探求したいと思いました。あ、新しいレココレはまだ買ってないけどウッドストックを考えるにはかなり参考になりそうですね。
レコード・コレクターズ 2019年 09月号
今回の上映はもちろんウッドストック50周年を記念したものでしたが、音源リリース関連でもいろいろ出ている様ですね。特に凄かったのがRHINOからの38枚組CD!
約800ドルで一ヶ月前くらいにはまだ在庫ありましたが現在はSold Out。こういうボックスは買ってもなかなか聴かないのがお決まりなんですが、それでもちょっと欲しかったかなー。ちなみに、こちら ではデスクトップ&モバイル用の特製壁紙をフリーでダウンロードできます。僕はいまiPhoneの待ち受けで使ってますw
国内盤も出ている10枚組CDバージョンはまだ手に入りますね。
ウッドストック50周年記念スペシャル・ボックス [ (V.A.) ]
立川直樹さんの話の中で、CCRは映画にもサントラにも映像と音源の使用許諾を出さなくてあとで後悔していたという話がありましたが、音源はオフィシャルでつい最近リリースされました。僕はApple Musicでとりあえず聴いていますが、アナログも出ていて購入検討中ですー。
Live At Woodstock [12 inch Analog]
そんなこんなで、久々の『ウッドストック』であの時代に思いを馳せていますが、半世紀たったいまでもますます「愛と平和」は永遠のテーマだなとつくづく思いますよ。50年後の2069年の人たちはどういう気持ちで『ウッドストック』を観るのかね?
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相変わらずレコードはボチボチ買ってますが、最近はeBayで7インチをまとめ買いするのにハマりまして。60年代UKのオリジナル・モノ盤シングルがかなり安く手に入るので、ビートルズからはじまって他のブリティッシュ・ビートやキンクス、ザ・フー、その他諸々の60-70年代シングル収集にハマり中。
また、昨年秋くらいからは数十年ぶりに映画熱が再燃しまして、今年に入ってからもマメに映画館に通っています。新作よりは未見の旧作や学生時代に見たお気に入り映画を名画座や特集上映で観る方が多いかな。ビクトル・エリセ『ミチバチのささやき』『エル・スール』、ヴェンダース『パリ・デキサス』、トッド・ブラウニング『フリークス』など生涯のフェイバリット・ムービーから、お初のホドロフスキー『サンタ・サングレ』、ブラジル映画『大地の時代』、美輪明宏の『黒蜥蜴』、音楽がらみだと『ノーザン・ソウル』(これは良かったネ!)、スリッツの伝記映画、日本映画だと『主戦場』『岬の兄妹』『素敵なダイナマイトスキャンダル』などなど。見たい映画で見逃したものも多いけど、日々チェックしていると意外にも様々な旧作が上映されているのが分かりました。特に、早稲田松竹と国立映画アーカイブのプログラムは見逃せないものばかりで今後もお世話になりそうです。
そんななか、昨日は一日限りの上映だった『ウッドストック』を見に立川シネマシティまで遠征してきました。夏のレジャーも特にない日常なので、これが僕の今年の夏のトピックです(汗)
今回の上映はディレクターズカット版のブルーレイ上映とのことでした。4時間くらいの長丁場で途中でインターミッションも入りました。上映前には立川直樹さんとダイノジ大谷さんのトークイベントもあり。立川直樹といえば70年代にビートルズを聴き始めた頃から雑誌記事やロック関連本などでお世話になった自分の世代にとっては伝説のロック語り部でもあるので、貴重な機会というのもあって立川まで足を運んだ次第です。
立川さんからはオフレコならではのサンタナ来日時のエピソードなど他では聞けない話もあり面白かったなぁ。映画本編は、映像に関しては映画館用のレストア版ではないのでそれなりの品質ではありましたが、それを補って余ある爆音音響はさすがの立川シネマシティ。大迫力の音で名場面の数々を堪能できましたね。
だいたい『ウッドストック』をはじめて観たのは確か1980年前後、東京の名画座(ギンレイホールだったかな?)でツェッペリン『永遠の詩(狂熱のライヴ)』との2本立てがはじめてで、その後は一回も観ていなかったはず。どうりでほとんどのシーンを憶えていなくて、演奏シーンを鮮烈に憶えていたのはジミヘンとテンイヤーズ・アフターくらい。思い出すというよりはあらためて新鮮な気持ちで観た、という感じです。CSNが結成2回目のライヴだったとかジョー・コッカーのバックはグリース・バンドだったとかキャンド・ヒートなかなかいいなとか、新たな発見もたくさんでした。
ディレクターズカットだったので初見のシーンも多くあったはずですが、全編通してあらためて貴重な記録のいい映画だったなぁ。1969年の夏というのは本当にミラクルなひとときだったということが、その後の時代を知る者としてひしひしと感じます。1969年という特別な年の音楽や社会については再び探求したいと思いました。あ、新しいレココレはまだ買ってないけどウッドストックを考えるにはかなり参考になりそうですね。
レコード・コレクターズ 2019年 09月号
今回の上映はもちろんウッドストック50周年を記念したものでしたが、音源リリース関連でもいろいろ出ている様ですね。特に凄かったのがRHINOからの38枚組CD!
約800ドルで一ヶ月前くらいにはまだ在庫ありましたが現在はSold Out。こういうボックスは買ってもなかなか聴かないのがお決まりなんですが、それでもちょっと欲しかったかなー。ちなみに、こちら ではデスクトップ&モバイル用の特製壁紙をフリーでダウンロードできます。僕はいまiPhoneの待ち受けで使ってますw
国内盤も出ている10枚組CDバージョンはまだ手に入りますね。
ウッドストック50周年記念スペシャル・ボックス [ (V.A.) ]
立川直樹さんの話の中で、CCRは映画にもサントラにも映像と音源の使用許諾を出さなくてあとで後悔していたという話がありましたが、音源はオフィシャルでつい最近リリースされました。僕はApple Musicでとりあえず聴いていますが、アナログも出ていて購入検討中ですー。
Live At Woodstock [12 inch Analog]
そんなこんなで、久々の『ウッドストック』であの時代に思いを馳せていますが、半世紀たったいまでもますます「愛と平和」は永遠のテーマだなとつくづく思いますよ。50年後の2069年の人たちはどういう気持ちで『ウッドストック』を観るのかね?
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7インチのレコード良いですね〜!
しかも、ブリティッシュ・ビートものとは・・・羨ましいです。
映画『ノーザン・ソウル』良いですね〜!
私も観たいのですが、まだ、日本ではパッケージ化もされていないという・・・
映画『ウッドストック』良いですね〜!
って、良いですね〜ばっかりだ(笑)
私は、40周年記念の時のディレクターズカット版ブルーレイのボックスみたいなもの?を持っています。
サンタナの「Soul Sacrifice」とジミヘンの「The Star-Spangled Banner」がとても印象的です。
別のドキュメンタリーですが、ウッドストックに残されたゴミで作られた大きなピースマークの画面を映しながら、アル・クーパーがウッドストックはロックの終わりの始まりだったと語っていたシーンが私の記憶に強烈に残っています。
by Speakeasy (2019-08-19 22:40)
Speakeasyさん、コメントありがとうございます^^
『ノーザン・ソウル』は音楽がらみの青春映画として秀逸でした。これ観たらきっとソウルの7インチ集めたくなりますよw
アル・クーパーが出るドキュメンタリーは観たことない気がします。いずれ映像関連掘っていくとお目にかかれるかもしれないので楽しみにします。
コツコツ買っている7インチ関連についてはまた書きたいと思います〜
by slimchance (2019-08-20 10:57)
突然ですが、訂正です(笑)
あるドキュメンタリーでアル・クーパーの発言だと思っていたものが、実はザ・フーのロジャー・ダルトリーのものだった事に気付いてしまいました。
昔、NHKが放送した『みんなロックで大人になった』というドキュメンタリーの中で語られています。
ロジャー・ダルトリー:ウッドストック以降 アーティストの活動はビジネスに支配されるようになった あのイベントは始まりでなく終わりだった
アル・クーパー:オルタモントは一つの時代に幕を引いた 黒いリボンで結んでね あれを機にすべてがビジネスライクになった 自由な精神は死んだんだ
似たような発言だったので、勘違いしてしまいました(汗)
この『みんなロックで大人になった』は全7回のシリーズで、とても素晴らしい内容でした。
ニコニコ動画で視聴できるので、機会があれば是非・・・「第1回 - ロックの誕生」の中でロジャー・ダルトリーとアル・クーパーのインタビューも観られます。
「第1回 - ロックの誕生」
1/3
https://www.nicovideo.jp/watch/sm5864371
2/3
https://www.nicovideo.jp/watch/sm5864506
3/3
https://www.nicovideo.jp/watch/sm5864668
by Speakeasy (2019-10-07 22:19)
Speakeasyさん、詳細な追加情報をありがとうございます^^
リンクもありがとうございます、観てみますね。
こちらはあまり更新してないですが、今後ともよろしくお願いします♪
by slimchance (2019-10-08 12:03)