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速水健郎著「東京どこに住む?」を青春18きっぷで移動中に読んだ [新刊本]

先週末から今週にかけて野暮用があり静岡県までお出かけ。
いつもは高速バスか新幹線での移動ですが、
今回は夏休み期間で自分にも時間があるので
はじめて「青春18きっぷ」を利用して途中下車しながら
のんびりと往復移動してみました。


IMG_2191.jpg

5回分まとめて販売しているのは知っていましたが
ハンコを押してもらいながら切符一枚を使うスタイルなんですねー。
自動販売機で買えるのも驚きでした^^;

利用期限の9月10日までまだあと3回分あるので
またどこかへ遊びに行こうかと思ってますw


18きっぷでの鈍行移動は基本各駅停車なので遅いですが
途中下車自由なのが楽しいところ。
今回は東海道本線利用なので熱海で途中下車して
日帰り温泉にも行きましたが、その話はまた今度。


で、移動中は読書タイムです。
思えば、ゆっくり読書できるのは久しぶりのこと。
なにを読もうかと行く前から楽しみにしていましたが
今回は気になっていた新書を事前購入して持参しました。

速水健郎著「東京どこに住む? 住所格差と人生格差」です。



東京どこに住む? 住所格差と人生格差 (朝日新書)


この本を知ったのは著者の速水健郎さんがTBSラジオの
「荻上チキ セッション22」に出演されて
この本の内容について語っていたのを聞いたから。
とても興味深い内容だったのでぜひ読もう、と。


主な内容としては、
・現在(2016年)都心部の人口が増えている
・都心部の西側より東側に注目が集まってきている
・東京一極集中の原因
・地域格差/住所格差と人生格差の関係

などなど、「東京に住む」ことを現在のトレンドを交えながら
地域の問題や経済の問題と絡めて「どこに住むのか」という
問いについて考察しています。


ぼく自身はこの本でも出てくる「私鉄沿線の郊外、閑静な住宅街」
に長年住んでいますが、高度成長期に開発された新しい街は
なんだか中途半端で面白くないなーとずっと思っていて。

この本に書かれている「古い商店街と新しいバル文化が共存」
しているような東京の東側方面にとても興味を持っていたので
そのへんの事情を詳しく知れて、とても面白かったです。


特に地方移住も含めた引っ越しの成功例/失敗例の章は
これから「どこに住む」を考えて実行する際には参考になるかも。

いろいろな選択肢はありますが、どの街に住むかということは
自分まわりの街と人と経済の変化、つまりは人生の転機となり得るので
これからの人生(=暮らし)を考えるために読んで損はない本ですね。


自分の現状では、モノを置ける広い空間と家賃を考慮すると
なじみある地方への移住かより便利な東京郊外のターミナル駅への
引っ越しをここのところずっと考えているので
この本は「どこに住む」かを考える良い機会となりました。



それにしても、新書って普通の人は2時間くらいで読み終わるのかな?
ぼくはモノとしての書籍類は大好きですぐ買ってしまうのですが、
読書スピードが凄く遅いので(汗)今回も移動往復でやっと読了しました。
もう少し読書スピードを上げて、もっとたくさんの本を読みたいなぁ。。



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