アーサー・アレキサンダーで和む年末 [ブラックミュージック]
なかなかブログ更新できず、毎度のことですが気づいたらもう年末だー。
長年音楽聴いてきてもまだまだまだまだ知らない曲やアルバムやアーティストは山のようにあって、今年も新しい音楽との出会いはたくさんありました。相変わらず街に出ればレコードはちょこちょこ買っていたけど、CDはレコードで入手困難な音源とストリーミングにない曲収録盤以外は少しづつ処分したりもしています。いよいよレコードとストリーミング(自分はApple Music)が音楽鑑賞のメインになってきた2019年でした。
未知の音楽にどうやって出会うかといえば、今年はラジオが多かったかな。radikoのおかげで聴きたい番組はチェックできているけど、聴取可能期間が一週間だけなので追うには結構大変。音楽以外の番組も結構聴いているので毎日ラジオかけっぱなしで一日が終わっちゃう。。
音楽関連でどんな番組を聴いているかというと、
・山下達郎サンデーソングブック(TOKYO FM)
・桑田佳祐のやさしい夜遊び(TOKYO FM)
・細野晴臣 Daisy Holiday(Inter FM)
・ピーター・バラカン Barakan Beat(Inter FM)
・アフター6ジャンクション(TBSラジオ)
・オーディナリー・ミュージック(TBSラジオ)
・宮治淳一のラジオ名盤アワー(ラジオ日本)
・THE BEATLES 10(ラジオ日本)
.... と、こんな感じです。
オールドロック、ソウル、オールディーズは「ラジオ名盤アワー」「Barakan Beat」で。ジャンルレスで思わぬ出会いがあるのは「オーディナリー・ミュージック」。平日毎日やってる「アフター6ジャンクション」は洋邦の最新の音楽情報が知れるし音楽以外のカルチャー(映画・マンガ・美術展など)の情報収集にもかかせない。このへんの番組はradikoでの試聴をオススメできます。
そんななか、先日の「ラジオ名盤アワー」リクエスト特集で新たに知れたのがアーサー・アレキサンダー(Arthur Alexander)の"Where Have You Been"という曲。アーサー・アレキサンダーはもちろんビートルズ "Anna" やストーンズ "You Better Move On" のオリジネイターとして認識はあったものの、レコードやCDは持っていなくてそれらの曲以外はあまり知らなかった。この"Where Have You Been"、メロディのめちゃくちゃいい曲でかなりグっときちゃいました。
しかし、はじめて聴いたわりにどこかで聴いたことあるような既知感がありまして。それはラジオの解説ですぐに分かったんですけど、大滝詠一「恋するカレン」のサビがこの曲のサビからかなり大きくインスピレーションを受けているのだな、ということ(聴けばすぐ分かる)。これって実は『ロング・バケーション』発売当初から有名な話だったのかもしれないけど、僕はぜんぜん知りませんでした。ホントに、知らないことってまだまだたくさんありますね。
あまりにいい曲だったのでApple Musicでアーサー・アレキサンダーのベスト盤を聴いたのですが、他の曲もいい曲目白押し。ソウルっぽい暑苦しさや押しの強さがなく、声もソフトめでメロディの立つ曲が多い。ちょうどクリスマス・シーズンのこの時期にストリーミングでかけっぱなしにしていてちょうどいい、暖かいナイスなオールディーズで超気に入りました。
この"Where Have You Been"の他のカバーはあるかなと少し調べたところ、ジーン・ヴィンセントとジェリー&ザ・ペースメーカーズのが見つかりました。ジーン・ヴィンセントのはイマイチでしたが、ジェリー&ザ・ペースメーカーズのはより曲の良さが際立っていてオリジナルより好きかも。
そしてなんと、ビートルズもこの曲をやっていた!うーん、40年以上ビートルズ聴いてきて知らなかったとは不覚であります。ハンブルグのスタークラブのライブ音源でビートルズ・ヴァージョンは残されていました。あらためてビートルズ初期の選曲眼にはうならされます。実はレコード持ってるよ、ちゃんと聴いてなかっただけだな。。
アーサー・アレキサンダーは1972年にワーナー・ブラザーズからアルバムを出していて(生涯のアルバム・リリースは3枚だけらしい)、ナッシュビル録音&マッスルショールズ人脈の演奏とくれば、これも悪いはずがない。Apple Musicで聴いたらスワンプ風味のポップソウルが最高で、また探すべきレコードが一枚増えたのでした。
長年音楽聴いてきてもまだまだまだまだ知らない曲やアルバムやアーティストは山のようにあって、今年も新しい音楽との出会いはたくさんありました。相変わらず街に出ればレコードはちょこちょこ買っていたけど、CDはレコードで入手困難な音源とストリーミングにない曲収録盤以外は少しづつ処分したりもしています。いよいよレコードとストリーミング(自分はApple Music)が音楽鑑賞のメインになってきた2019年でした。
未知の音楽にどうやって出会うかといえば、今年はラジオが多かったかな。radikoのおかげで聴きたい番組はチェックできているけど、聴取可能期間が一週間だけなので追うには結構大変。音楽以外の番組も結構聴いているので毎日ラジオかけっぱなしで一日が終わっちゃう。。
音楽関連でどんな番組を聴いているかというと、
・山下達郎サンデーソングブック(TOKYO FM)
・桑田佳祐のやさしい夜遊び(TOKYO FM)
・細野晴臣 Daisy Holiday(Inter FM)
・ピーター・バラカン Barakan Beat(Inter FM)
・アフター6ジャンクション(TBSラジオ)
・オーディナリー・ミュージック(TBSラジオ)
・宮治淳一のラジオ名盤アワー(ラジオ日本)
・THE BEATLES 10(ラジオ日本)
.... と、こんな感じです。
オールドロック、ソウル、オールディーズは「ラジオ名盤アワー」「Barakan Beat」で。ジャンルレスで思わぬ出会いがあるのは「オーディナリー・ミュージック」。平日毎日やってる「アフター6ジャンクション」は洋邦の最新の音楽情報が知れるし音楽以外のカルチャー(映画・マンガ・美術展など)の情報収集にもかかせない。このへんの番組はradikoでの試聴をオススメできます。
そんななか、先日の「ラジオ名盤アワー」リクエスト特集で新たに知れたのがアーサー・アレキサンダー(Arthur Alexander)の"Where Have You Been"という曲。アーサー・アレキサンダーはもちろんビートルズ "Anna" やストーンズ "You Better Move On" のオリジネイターとして認識はあったものの、レコードやCDは持っていなくてそれらの曲以外はあまり知らなかった。この"Where Have You Been"、メロディのめちゃくちゃいい曲でかなりグっときちゃいました。
しかし、はじめて聴いたわりにどこかで聴いたことあるような既知感がありまして。それはラジオの解説ですぐに分かったんですけど、大滝詠一「恋するカレン」のサビがこの曲のサビからかなり大きくインスピレーションを受けているのだな、ということ(聴けばすぐ分かる)。これって実は『ロング・バケーション』発売当初から有名な話だったのかもしれないけど、僕はぜんぜん知りませんでした。ホントに、知らないことってまだまだたくさんありますね。
あまりにいい曲だったのでApple Musicでアーサー・アレキサンダーのベスト盤を聴いたのですが、他の曲もいい曲目白押し。ソウルっぽい暑苦しさや押しの強さがなく、声もソフトめでメロディの立つ曲が多い。ちょうどクリスマス・シーズンのこの時期にストリーミングでかけっぱなしにしていてちょうどいい、暖かいナイスなオールディーズで超気に入りました。
この"Where Have You Been"の他のカバーはあるかなと少し調べたところ、ジーン・ヴィンセントとジェリー&ザ・ペースメーカーズのが見つかりました。ジーン・ヴィンセントのはイマイチでしたが、ジェリー&ザ・ペースメーカーズのはより曲の良さが際立っていてオリジナルより好きかも。
そしてなんと、ビートルズもこの曲をやっていた!うーん、40年以上ビートルズ聴いてきて知らなかったとは不覚であります。ハンブルグのスタークラブのライブ音源でビートルズ・ヴァージョンは残されていました。あらためてビートルズ初期の選曲眼にはうならされます。実はレコード持ってるよ、ちゃんと聴いてなかっただけだな。。
アーサー・アレキサンダーは1972年にワーナー・ブラザーズからアルバムを出していて(生涯のアルバム・リリースは3枚だけらしい)、ナッシュビル録音&マッスルショールズ人脈の演奏とくれば、これも悪いはずがない。Apple Musicで聴いたらスワンプ風味のポップソウルが最高で、また探すべきレコードが一枚増えたのでした。
JAMES BROWN『THERE IT IS』USオリジナル盤LP(PD-5028) [ブラックミュージック]
昨日書いたポール『レッド・ローズ』と同じ日に
下北沢で購入した一枚、JBの70年代盤アナログLPです。
イラストジャケがファンキーでイカす、Polydor USオリジナル盤。
ジャケは結構ボロく上部裂け・底抜け・シワなどあり。VG-レベル。
JBのレコード買ったのは30年ぶりくらいです(汗)
ぼくはR&B、ソウル、ファンクもたまに聴くし好きなのですが
あまり多くを語れるほどに詳しい方ではありません。
でも、ファンキーなブラック・ミュージックはいつでも気分を上げてくれるので
元気出したい時にはよく引っぱり出して聴いたりしますw
今回なぜJBだったかと言えば(買ったのは6月中旬)、
5月3日ゴールデンウィークの真っただ中にNHK-FMで
「今日は一日"JB(ジェームズ・ブラウン)&ファンク"三昧」
という特番の長時間ラジオ番組を聴いて「JB凄い!カッコいい!」
とあらためて開眼してしまったからです(笑)
この番組は午前中から夜まで、本当にほぼ一日JBとファンク関連だけを
オンエアするというかなり攻めた内容の番組でした。
調べてみると、いままでにもいろんな切り口の「三昧」特番があったよう。
次回の三昧はちゃんと事前にチェックしたいところです。
BMに詳しいDJ女性と評論家男性の二名のナビゲーター中心に
ゲストも交えながらJBとファンクを掘っていく番組でしたが、
ぼくが聴いた目的は山下達郎さんが出演するからなのでした。
そうだ、この番組を知ったのは達郎関連の情報メルマガからでした。
これがエアチェックしなかったのが悔やまれるくらい素晴らしい番組で。
ゲストは映画「ゲロッパ!」監督の井筒和幸さん、
スライ大好きという(意外)KINKI KIDSの堂本剛さん、
山下達郎さん、それにオオサカモノレールのライブといった構成でしたね。
井筒さんのJB秘話や堂本さんのスライ・マニア話も結構面白かったですが
なんと言っても達郎氏のJB話が圧巻。話し出したら止まらない達郎節!
達郎さんは生涯聴いてきたオールジャンルのなかでもJBがダントツ一番だそう。
曰く「歌がうまい」とのこと。うーん、そうか、そうなのか。
この番組で達郎さんがセレクトしてオンエアされた曲は以下のとおり。
・Let Yourself Go / James Brown(1967 Stereo Single ver.)
・Cold Sweat / James Brown(1967 Stereo Full Ver.)
・Get It Together / James Brown (1967 Single 2nd Mix Part 1&2)
・There Was A Time / James Brown(1967 Live / '68 Single Ver.)
・I Feel Alright (The Little Groove Maker, Me)
/ James Brown(1967 Live / '69 Unreleased Single)
・I Got The Feelin' / James Brown(1968 Stereo Single Ver.)
・I Got The Feelin' / ズー・ニー・ヴー
・I Feel Good / ザ・ゴールデン・カップス
・Ain't It Funky Now / James Brown(1969 Single Ver. Part 1)
・I Cried / James Brown(1971 Single Ver.)
・I'm A Greedy Man / James Brown(1971 Single Ver. Part 1&2)
※リストは「Tatsuro On Air Detabase」さんより。感謝!
GSのJBカバーも興味深かったので別途の深堀りが面白そうですが
本家JB音源で達郎氏がセレクトしたのは1967〜1971年のJB流ファンク完成期。
特に響いたのが後半3曲で、曰く「ほぼワンコードのミニマル・ミュージック」
という見解には「なるほど!」と唸った次第。
JBファンクの気持ち良さ・クセになる「あの」感覚は
ジャーマン・ロックとかジョルジオ・モロダーとかテクノとかの
反復音楽のスルメ感と同じだったのか、と今さら腑に落ちました。
いやー、何年聴いてても音楽の聴き方は奥深いものであります。。
番組後、60年代後半から70年代前半期のJB音源をApple Musicで聴きまくり
7インチの両面Part 1〜Part 2からなるシングル盤を何か買ってみようかと
海外オークションなどを覗いたりしていたのですが、
何度か中古盤店にも足を運ぶ中で手軽な価格のLPがあれば手っ取り早いや
ということで捜索中、今回の『THERE IT IS』と出会ったワケです。
番組内で達郎氏が絶賛されていてカッコよさにシビれた
「I'm A Greedy Man」も入っているので購入することに。
756円というお手頃価格でした。
ジャケ表側右上部に中古のプライスシールが。$6.50。
アメリカの「Jerry's」というショップで売っていた中古盤が
流れ流れて我が家にやって来た、って感じでしょうか。
裏ジャケのイラストは社会的メッセージ、なのかな。
LPリリース・クレジットが1972年なので、まだまだ公民権運動とか
黒人権利運動の社会的うねりがあった頃の空気を感じさせます。
曲目です。アルバムはアップなファンク曲とスローな曲が
交互に収録されています。ファンク曲はどれも圧巻、スローは結構重め。
レーベルはJB先生の肖像入りPolydor赤ラベル。
写真では見づらいですがマスタリング刻印で「STERLING RL」とあり。
Sterling Soundでのマスタリング、エンジニアはRL = Robert Ludwig
= Bob Ludwig(ボブ・ラドウィッグ)さん!マスタリング界の名手です。
マトには両面ともに末尾に「-Re」とあり。何を意味する??
盤面には薄キズやスレ、ヘアラインが目立ちますが再生サウンドはまずまず。
奥深いJBの世界、60年代前半のR&B〜ファンク創始期や
70年代後半以降も探って行きたいですが、
まずはファンク完成期のグルーヴをこのアルバムで堪能したいと思います。
PS.
それにしてもJB三昧ラジオ、だれかYouTubeにアップしてくれないかな。
達郎氏のトークだけでもまたあらためて聴き直したい...
下北沢で購入した一枚、JBの70年代盤アナログLPです。
イラストジャケがファンキーでイカす、Polydor USオリジナル盤。
ジャケは結構ボロく上部裂け・底抜け・シワなどあり。VG-レベル。
JBのレコード買ったのは30年ぶりくらいです(汗)
ぼくはR&B、ソウル、ファンクもたまに聴くし好きなのですが
あまり多くを語れるほどに詳しい方ではありません。
でも、ファンキーなブラック・ミュージックはいつでも気分を上げてくれるので
元気出したい時にはよく引っぱり出して聴いたりしますw
今回なぜJBだったかと言えば(買ったのは6月中旬)、
5月3日ゴールデンウィークの真っただ中にNHK-FMで
「今日は一日"JB(ジェームズ・ブラウン)&ファンク"三昧」
という特番の長時間ラジオ番組を聴いて「JB凄い!カッコいい!」
とあらためて開眼してしまったからです(笑)
この番組は午前中から夜まで、本当にほぼ一日JBとファンク関連だけを
オンエアするというかなり攻めた内容の番組でした。
調べてみると、いままでにもいろんな切り口の「三昧」特番があったよう。
次回の三昧はちゃんと事前にチェックしたいところです。
BMに詳しいDJ女性と評論家男性の二名のナビゲーター中心に
ゲストも交えながらJBとファンクを掘っていく番組でしたが、
ぼくが聴いた目的は山下達郎さんが出演するからなのでした。
そうだ、この番組を知ったのは達郎関連の情報メルマガからでした。
これがエアチェックしなかったのが悔やまれるくらい素晴らしい番組で。
ゲストは映画「ゲロッパ!」監督の井筒和幸さん、
スライ大好きという(意外)KINKI KIDSの堂本剛さん、
山下達郎さん、それにオオサカモノレールのライブといった構成でしたね。
井筒さんのJB秘話や堂本さんのスライ・マニア話も結構面白かったですが
なんと言っても達郎氏のJB話が圧巻。話し出したら止まらない達郎節!
達郎さんは生涯聴いてきたオールジャンルのなかでもJBがダントツ一番だそう。
曰く「歌がうまい」とのこと。うーん、そうか、そうなのか。
この番組で達郎さんがセレクトしてオンエアされた曲は以下のとおり。
・Let Yourself Go / James Brown(1967 Stereo Single ver.)
・Cold Sweat / James Brown(1967 Stereo Full Ver.)
・Get It Together / James Brown (1967 Single 2nd Mix Part 1&2)
・There Was A Time / James Brown(1967 Live / '68 Single Ver.)
・I Feel Alright (The Little Groove Maker, Me)
/ James Brown(1967 Live / '69 Unreleased Single)
・I Got The Feelin' / James Brown(1968 Stereo Single Ver.)
・I Got The Feelin' / ズー・ニー・ヴー
・I Feel Good / ザ・ゴールデン・カップス
・Ain't It Funky Now / James Brown(1969 Single Ver. Part 1)
・I Cried / James Brown(1971 Single Ver.)
・I'm A Greedy Man / James Brown(1971 Single Ver. Part 1&2)
※リストは「Tatsuro On Air Detabase」さんより。感謝!
GSのJBカバーも興味深かったので別途の深堀りが面白そうですが
本家JB音源で達郎氏がセレクトしたのは1967〜1971年のJB流ファンク完成期。
特に響いたのが後半3曲で、曰く「ほぼワンコードのミニマル・ミュージック」
という見解には「なるほど!」と唸った次第。
JBファンクの気持ち良さ・クセになる「あの」感覚は
ジャーマン・ロックとかジョルジオ・モロダーとかテクノとかの
反復音楽のスルメ感と同じだったのか、と今さら腑に落ちました。
いやー、何年聴いてても音楽の聴き方は奥深いものであります。。
番組後、60年代後半から70年代前半期のJB音源をApple Musicで聴きまくり
7インチの両面Part 1〜Part 2からなるシングル盤を何か買ってみようかと
海外オークションなどを覗いたりしていたのですが、
何度か中古盤店にも足を運ぶ中で手軽な価格のLPがあれば手っ取り早いや
ということで捜索中、今回の『THERE IT IS』と出会ったワケです。
番組内で達郎氏が絶賛されていてカッコよさにシビれた
「I'm A Greedy Man」も入っているので購入することに。
756円というお手頃価格でした。
ジャケ表側右上部に中古のプライスシールが。$6.50。
アメリカの「Jerry's」というショップで売っていた中古盤が
流れ流れて我が家にやって来た、って感じでしょうか。
裏ジャケのイラストは社会的メッセージ、なのかな。
LPリリース・クレジットが1972年なので、まだまだ公民権運動とか
黒人権利運動の社会的うねりがあった頃の空気を感じさせます。
曲目です。アルバムはアップなファンク曲とスローな曲が
交互に収録されています。ファンク曲はどれも圧巻、スローは結構重め。
レーベルはJB先生の肖像入りPolydor赤ラベル。
写真では見づらいですがマスタリング刻印で「STERLING RL」とあり。
Sterling Soundでのマスタリング、エンジニアはRL = Robert Ludwig
= Bob Ludwig(ボブ・ラドウィッグ)さん!マスタリング界の名手です。
マトには両面ともに末尾に「-Re」とあり。何を意味する??
盤面には薄キズやスレ、ヘアラインが目立ちますが再生サウンドはまずまず。
奥深いJBの世界、60年代前半のR&B〜ファンク創始期や
70年代後半以降も探って行きたいですが、
まずはファンク完成期のグルーヴをこのアルバムで堪能したいと思います。
PS.
それにしてもJB三昧ラジオ、だれかYouTubeにアップしてくれないかな。
達郎氏のトークだけでもまたあらためて聴き直したい...